香りの散歩道


ローズ・アダージョ

墨絵・朝野泰昌
「朝野家 香りの散歩道」
この番組は、山陰 湯村温泉、朝野家の提供でお送りします。

今から185年前の今日、5月7日は、バレエ音楽の偉大な作曲家、チャイコフスキーが生まれた日です。

音楽家の道を歩きはじめるまでは、法律を学んでロシアの法務省に勤めていたというチャコフスキー。
働きながら音楽学校に通い、この道を極めようと法務省を辞めて、26歳のときに最初の交響曲を発表したそうです。

「白鳥の湖」、「眠れる森の美女」、「くるみ割り人形」。
チャコフスキーの三大バレエ音楽といわれているこれらの曲は、みなさんもきっとどこかで聞いたことがあるでしょう。

「眠れぬ森の美女」の第一幕には、バラを題材にした「ローズ・アダージョ」という曲が登場します。
アダージョとは、バレエ用語でゆったりとした踊りのこと。
主人公のオーロラ姫が、結婚を申し込みにやってきた4人の貴公子から、バラの花を受け取る華やかで美しい場面です。

「眠れる森の美女」は、1997年に東京で華々しく開場した、新国立劇場のこけら落とし公演の演目でもありました。
当時、英国ロイヤルバレエ団のプリンシパルだった吉田都(よしだ・みやこ)さんが、「ローズ・アダージョ」を華麗に踊り、喝采を浴びたのです。

チャイコフスキーの名曲は、美しく香り高い旋律で、今も世界中のバレエファンに愛されています。


「朝野家香りの散歩道」この番組は、山陰 湯村温泉、朝野家の提供でお送りしました。

*毎週水曜日・FM山陰.他で放送中  ↓mp3です。 wmp等でお聞き下さい。

5月分は現在放送中に付き、もう少々お待ちください。


『朝野家・香りの散歩道』は朝野家提供で、

毎週水曜日FM山陰(16:55~17:00)放送、日本海新聞に掲載されます。



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